米国の市場調査会社IDCが先ごろ公表したスマートフォン市場に関する調査によると、今年4~6月期における世界出荷台数は3億4330万台で、前年同期からの伸び率は0.3%と、ほぼ横ばいだった。世界スマートフォン出荷台数は、2四半期連続で成長が見られなかった。
同四半期の出荷台数をメーカー別に見ると、韓国Samsung Electronicsが7700万台で首位を維持し、これに米Appleが4040万台で次いだ。そして、このあと中国Huawei Technologies(華為技術)の3210万台、中国Oppo Mobile Telecommunications(広東欧珀移動通信)の2260万台、中国vivo(維沃移動通信)の1640万台と続いた。
このうち首位のSamsungの出荷台数は前年同期から5.5%増えたが、Appleは同15.0%減少した。iPhoneの出荷台数は過去7四半期で最も低い水準となった。一方で、3位のHuaweiは同8.4%増加。また中国市場以外ではあまり名の知られていないOppoとvivoはそれぞれ136.6%増、80.2%増と急速に伸びている。
本記事は、日経BP社の総合ITサイト「ITpro」向けに弊社が執筆した記事「Apple、まもなく登場の次期「iPhone」で巻き返せるか」の一部です。全文は、ITproのサイトにてお読みください。