市場調査会社の米ABIリサーチが先週まとめたリポートによると、世界のタブレット端末市場では米グーグルのモバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」を搭載する端末の出荷台数がまもなく米アップルの「アイパッド(iPad)」を上回るという。
メディア消費型とも言われる現在普及しているタブレット端末の市場は、アップルが2010年にアイパッドを発売した後急成長し、それ以来一貫して同社が首位を維持してきた。だがここに来て市場環境は急速に変化しているという。
すでに5割超がAndroidというデータも
実はこれに先立つ5月初めに別の調査会社である米IDCが1~3月期の世界タブレット市場に関するリポートを公表していた。それによるとアンドロイドタブレットの出荷台数はすでにアイパッドを上回っている。
IDCのデータではアンドロイドは2780万台、アイパッドは1950万台で、シェアはそれぞれ56.5%と39.6%。一方、ABIリサーチはアイパッドのシェアは同じ期間に50%だったとしている。
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