先頃、中国レノボ・グループ(聯想集団)が世界のスマートフォン市場で販売拡大を図っていると報じられたが、同社はその計画を着実に進めているようだ。レノボは今、スマートフォンの合弁事業設立に向けて協議を行っているという。同社が4日に香港証券取引所に提出した書類(PDF)で明らかになった。
実はその前日、読売新聞や中国のニュースサイトなどが「日本国内でパソコン事業を統合しているレノボとNECが、携帯電話分野でも資本・業務提携交渉を進めている」と伝えていた。
レノボの香港証券取引所への書類では、同社の取締役会は一連の報道を「認識している」としたうえで、「ある企業と初期段階の交渉中」であることを明かした。
ただし交渉相手については言及せず、「現段階では合意事項はなく、正式契約には至っていない」と説明している。
レノボ、NECとは年初から交渉中、事業買収も視野に
一方、レノボのアジア太平洋地域担当プレジデントであるミルコ・ファン・ドュイル氏が「複数の企業と交渉中」と述べたと米ウォールストリート・ジャーナルが伝えている。
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