市場調査会社の米IDCの推計によると、今年1年間の世界における携帯電話の出荷台数は昨年から7.3%増え、約18億台になる見通し。携帯電話市場の昨年の成長率はほぼ横ばいの1.2%だったので、今年は大きく回復することになる。
スマホ市場、今年は40%増、わずか2年で2倍に成長
IDCがその根拠として挙げているのがスマートフォンだ。今年の上半期は、200ドルを切る低価格端末が出荷台数を伸ばし、新興国市場で勢いを増した。
この傾向は下半期も続き、今年の出荷台数は前年から40.0%増える。これによりスマートフォンの年間出荷台数は、今年初めて10億台の大台を突破するとIDCは予測している。
「スマートフォンは2年前まで5億台程度で推移していたが、いまやその2倍の規模になった。この端末が最先端のコミュニケーションツールから、世界数十億人の必需品になったことを意味している」とIDCのアナリストはコメントしている。
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