フィンランドのノキアは19日、同日開催した臨時株主総会で、同社とマイクロソフトが締結した、マイクロソフトへの携帯電話事業の売却契約について、株主の承認が得られたと発表した。
同日行った株主投票では、投票総数の99%以上が取締役会の提案への賛成票だった。これにより、今後規制当局の承認などを得て、来年1~3月期にも買収が完了する見通しという。
「赤字事業を良い価格で売却できる」
ノキアの取締役会会長で、現在暫定最高経営責任者(CEO)を務めるリスト・シラスマ氏は、この日出した声明文の中で「ノキアの約150年の歴史の中で次の章の始まりとなる手続きが完了に近づいた」と述べている。
また米ウォールストリート・ジャーナルは、同氏が株主総会で「ノキアは赤字事業を良い価格で売ることができる」と述べたと伝えている。
携帯電話を手がけるノキアの「デバイス&サービス」事業をマイクロソフトが買収すると両社が発表したのは今年の9月。

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