市場調査会社の米IDCがまとめたスマートフォンの出荷台数推計によると、今年の世界における年間出荷台数は昨年から39.3%増えて、10億1010万台となる見通しだ。
スマートフォンの普及率は先進国市場で飽和状態に近づきつつあるが、新興国市場では引き続き需要が高く、今後も大きく伸びていくという。IDCは、世界全体の出荷台数が今後年平均18.4%の成長率で伸び、2017年には17億台に達すると予測している。
アジア太平洋の出荷台数、世界全体の半分以上
今年の年間出荷台数推計を地域別に見ると、アジア太平洋地域が5億2820万台で、世界全体の出荷台数に占める比率(シェア)は52.3%になる見通し。
これに次いで多いのが欧州の1億8210万台で、シェアは18.0%。この後、北米の1億5100万台(同15.0%)、中南米の9110万台(同9.0%)、中東/アフリカの5760万台(同5.7%)が続くという。
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