市場調査会社の米ガートナーが7月7日に公表した最新のリポートによると、今年の世界パソコン出荷台数は前年比2.9%減の3億847万台になる見通しで、同9.5%減と大きく落ち込んだ昨年実績から部分的な回復を見せるという。
従来型パソコンの減少は今後も続く見通し
同社がその要因としているのが、法人市場における「ウィンドウズXP」からのアップグレードと、通常の買い替えサイクル。
この傾向は特に西欧で顕著で、同社は今年、成熟国市場で約6000万台の業務用パソコンが買い替えられると予測している。
ガートナーが定義するパソコンとは、従来型のデスクトップパソコンとノートパソコン、そして同社が“高価格帯のウルトラモバイル”と呼ぶ高性能薄型軽量パソコンも含まれる。
米インフォメーションウィークによると、この高価格帯ウルトラモバイルには、米インテルのx86プロセッサーを備えるウィンドウズタブレットや、アップルのマックブックエア(MacBook Air)などがあるという。
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