米IBMが1月20日に発表した昨年10~12月期の決算は減収減益だった。売上高は241億1300万ドルで1年前に比べ12%減少し、11四半期連続で減収となった。また純利益は54億8400万ドルで同11%減少、1株当たり利益は5.51ドルで同4%減少した。
「戦略的事業は大幅に成長」とロメッティCEO
同社は利益の少ないハードウエア事業からの脱却を図っている。
昨年は低価格サーバー(x86サーバー)の事業を中国レノボ・ グループ(聯想集団)に売却し、先の決算では半導体の製造事業を米半導体メーカーのグローバルファウンドリーズに譲渡すると発表した。
こうした施策が売上高の減少につながった。だが同社の説明によると、これはむしろポジティブな効果。同時に減益の大きな要因を取り除くことができたからだという。
同社のバージニア・ロメッティ会長、社長兼CEOは声明で、「2014年は、クラウド、ビッグデータ解析、モバイル、ソーシャルネットワーク、セキュリティーの分野で大幅に成長した」と説明した。
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