米国の世論調査機関、ピュー・リサーチセンターがこのほどまとめたデジタル機器に関するリポートによると、米国ではここ数年間、スマートフォンとタブレット端末の所有率が堅調に伸びたが、それ以外の機器の所有率は横ばい、あるいは低下している。
中でも米アマゾン・ドットコムの「Kindle」に代表されるような電子書籍専用端末は、著しく低下したという。
専用機を兼ね備える多目的機器
これは、今年3月17日~4月12日と6月10日~7月12日のそれぞれの期間に、18歳以上の米国成人約2000人を対象にアンケート調査を行ったもの。これらの米国人の居住地域は全米50州と首都ワシントンD.C.に及ぶという。
これによると、2011年時点で35%だったスマートフォンの所有率は今年68%となった。また米アップルが「iPad」の初代機を発売した2010年当時のタブレット端末の所有率はわずか4%だったが、今年は45%に上昇した。
スマートフォンは、ほぼすべての消費者層で所有率が50%を超えており、人種や民族による違いは見られなかった。
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