米ウォールストリート・ジャーナルの報道によると、米アマゾン・ドットコムと米宅配・航空貨物大手UPSの関係が、ここ最近悪化しているのだという。
長年の友がライバルに
ネット通販大手のアマゾンはUPSの最大の顧客。UPSがアマゾンとの契約で得る収入は今年10億ドル超に上り、10年前の約5倍に拡大したという。
だがアマゾンは都市部などの人口の多い地域ですでに自前の配送網を構築している。自社でトラックを持ち、ドライバーや配達要員を雇い入れているほか、将来的にはドローン(無人機)を使った宅配サービスも実現したいと考えている。
さらにアマゾンは過去3年で、UPSから管理職や経営陣を40人以上引き抜いている。今年9月にはUPSで16年間、配送網のエンジニアリングを担当していたベテランが、アマゾンの仕分けセンターのエンジニアリング担当ディレクターに就任したという。
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