米国の市場調査会社、IDCがこのほど公表した今年1~3月期における世界のスマートフォン市場に関するリポートによると、この期間の世界出荷台数(速報値)は3億3490万台となり、1年前からの伸び率は0.2%と、ほぼ横ばいになった。
スマホ市場は飽和状態
この伸び率はIDCが統計を取り始めて以来最も低い水準。
同社はその理由として、先進国市場でスマートフォンの普及率が高水準に達し、飽和状態になっていること、業界の上位2社である米アップルと韓国サムスン電子の出荷台数が減少したことなどを挙げている。
この期間のメーカー別出荷台数を見ると、サムスンが8190万台でトップを維持し、これにアップルが5120万台で次いだ。このうちサムスンの出荷台数は1年前に比べ0.6%減と、小幅な減少。だがアップルは同16.3%減と大きく落ち込んだ。
IDCによると、サムスンは旗艦モデルの「Galaxy S7」と「同S7 edge」が3月によく売れたほか、低価格端末の「J Series」も新興国市場で好調だった。
iPhoneは2007年の発売以来初めて減少
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