米国の市場調査会社、ガートナーがこのほど公表したパソコン市場に関するリポートによると、この4~6月期における世界出荷台数(速報値)は6430万台となり、1年前から5.2%減少した。
これでパソコンの四半期出荷台数は7四半期連続で前年実績を下回ったが、ガートナーによると市場はいくらか回復の兆しを見せているという。
通貨安の影響和らぐ
同社の主席アナリスト、北川美佳子氏によると、これまでパソコン市場にあった問題は、一部の地域における、通貨安を起因とする価格の上昇だった。この問題は昨年、EMEA(欧州、中東、アフリカ)地域などのパソコン市場に影響を及ぼしたという。
しかし、今年4~6月期におけるパソコン出荷台数の落ち込みは、過去数四半期に比べ緩やかなものになっており、これら地域における通貨安の影響は和らぎつつあるようだと、同氏は指摘している。
一方でむしろ問題となりそうなのは、英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)。
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