英国の市場調査会社、カナリスがこのほどまとめたスマートフォン市場に関するリポートによると、今年4~6月期における世界出荷台数は約3億3000万台となり、前年同月比でプラス成長したという。
ただ、同社によると、これは昨年4~6月期の出荷台数が振るわなかったことの反動。今年4~6月期の出荷台数は、同じく不振だった今年1~3月期と同水準で推移したという。
サムスンは旗艦モデルが好調
この4~6月期の出荷台数をメーカー別に見ると、韓国サムスン電子が約8000万台を出荷し、引き続き首位となった。
同社は旗艦モデルである「Galaxy S7」が好調だったことに加え、低価格端末に重点を置かないマーケティング戦略が効果を発揮したという。これにより同社製品の平均販売価格は上昇した。
またGalaxyシリーズのスマートフォンを装着して利用する仮想現実(VR)ヘッドマウントディスプレイ「Gear VR」をバンドルして提供したことも旗艦モデルの販売押し上げの要因になったとカナリスは分析している。
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