先頃、英国の市場調査会社カナリスが、今年4~6月期の世界スマートフォン市場について、プラス成長に回復したと報告したが、別の調査会社である米IDCがこのほどまとめたリポートによると、その度合いはほんのわずかなものだったようだ。
伸び率は0.3%、首位のサムスンは5.5%成長
IDCによると、4~6月期の出荷台数(速報値)は3億4330万台で、1年前からの伸び率は0.3%と、ほぼ横ばいだった。これで世界スマートフォン出荷台数は2四半期連続で成長が見られなかったという。
同社によると、4~6月期は中国市場の減速が、インドやインドネシア、中東といった高成長市場の競争を激化させた。これまで自国市場をターゲットにしてきた中国メーカーが、他国市場に進出しているからだという。
また成熟国市場では引き続き、助成金販売方式から割賦販売方式へと移行しつつある。そして米アップルは買い替え周期の長期化を防ぐため、これまで以上にサービスに重点を置いているという。
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