インドの経済紙エコノミック・タイムズや英ロイター通信などの報道によると、アップルがかねて計画していたiPhoneのインド生産がようやく始まる見通しになったという。
iPhoneはとてつもない高額商品
アップルの製造パートナーである台湾の電子機器製造受託業者、ウィストロン(緯創資通)が、インド・カルナータカ州の州都、バンガロールにiPhoneの組立業務に特化した工場を設置する予定で、この工場は早ければ今年4月にも稼働する。ただ、当初は30~40万台という最小限の生産台数に抑えられると情報筋は話している。
エコノミック・タイムズなどによると、この工場ではアップルが昨年3月に発売した廉価モデル「iPhone SE」の組み立てを行う。その狙いは、インドにおけるiPhoneの価格を引き下げることだという。
インドにおけるiPhoneの価格は、最新機種のストレージ容量が小さいモデルで約5万インドルピー(約8万4000円)。だが同国では70~80%のスマートフォンが1万ルピー(約1万7000円)以下で売られている。
また廉価モデルであるiPhone SEの発売当初の価格は3万9000ルピー(約6万6000円)以上だった。最近は3万ルピー(約5万円)程度に下がったというが、それでも同国で売れ筋のスマートフォンに比べ高額。iPhone SEがインド国内で生産されることになれば、同モデルの価格はさらに下がることになると、エコノミック・タイムズは伝えている。
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