米連邦航空局(FAA)が、このほどまとめた航空宇宙産業リポートによると、米国におけるドローン(無人機=UAS:Unmanned Aircraft System)の実働数は、今後5年で急増する見通し。
商用ドローン、2021年に最大160万機
FAAによると、ドローンのうち、趣味目的の小型機は昨年末時点で約110万機だった。これが2021年までに約350万機へと増加し、市場の成長度合いによっては最大450万機にまで増えるとFAAは見ている。
一方で、昨年末時点で4万2000機だった商用ドローンは、2021年に44万2000機と、10倍超に増大する見通しだが、最大160万機に達する可能性もあると、FAAは予測している。
立ちはだかる規制の壁
こうして予測値に幅があるのは、市場が急速かつ、大きく変化していることに加え、現在施行されている商用ドローンの運用規則に多くの制限があり、将来それらの制限が緩和される可能性があるからだ。
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