米国の市場調査会社ガートナーがこのほど公表したパソコン市場リポートによると、今年7~9月期に世界で出荷されたパソコンの台数(速報値)は、6700万台となり、1年前に比べて3.6%減少した。
米国市場が不振
パソコンの四半期出荷台数は、これで12四半期にわたり連続して前年実績を下回った。パソコン市場はここ何年も不振が続いている。年間ベースで見ると、2011年に3億6540万台の出荷台数を記録してピークに達したあと、5年間減少が続いている(ドイツ・スタティスタ)。
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ガートナーによると、今年7~9月期の市場は、日本や中南米、欧州・中東・アフリカ(EMEA)地域で、安定化の兆しが見られた。だが、米国市場の出荷台数が1年前に比べて10.3%減少。これにより、世界市場全体の伸びが抑制された。
ガートナーの北川美佳子主席アナリストによると、米国では、新学期セールの販売が振るわなかった。これまでの消費者市場の牽引役が、もはや効果を発揮しないことが示されたという。
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