米ウォールストリート・ジャーナルや米ニューヨーク・タイムズが報じるところによると、米アマゾン・ドットコムは、自社で商品を出品者の倉庫に取りに行き、それを顧客の元に配達するという、新たな物流サービスを始める計画だという。
UPSやフェデックスと競合するビジネス
このサービスは、「Shipping with Amazon(SWA)」と言い、数週間後にも米ロサンゼルスで始める予定。今後、規模が拡大すれば、米UPSや米フェデックスといった大手物流事業者と直接競合するビジネスになると、ウォールストリート・ジャーナルは伝えている。
アマゾンは、eコマース事業の一環として、マーケットプレイス業者(出店型出品者)事業を展開している。これに伴う事業者向けサービスとして、商品保管と配送業務などを代行する「Fulfillment by Amazon(FBA)」を提供している。
現在、多くの出品者は、FBAを利用しており、自社商品をUPSなどを使ってアマゾンの倉庫に納入している。しかし、計画中のSWAでは、商品納入も含めた包括的な物流サービスを、マーケットプレイス業者に提供するようだ。
アマゾンは、その配送料を、UPSやフェデックスのそれよりも安いものにする計画。また、当初はマーケットプレイス業者に限定するが、やがては、より広範な業者に向けた事業も計画していると、事情に詳しい関係者は話している。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「拡大を続けるアマゾンの物流事業 今度は大手対抗の配送サービス開始へ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。