米ガートナーがこのほど公表した、世界の情報電子機器市場に関するレポートによると、パソコン、タブレット端末、携帯電話を合わせた、今年(2019年)の世界出荷台数は、22億1000万台となり、前年から横ばいで推移する見通し。
パソコンは8年連続で停滞が続いている。今年のパソコン出荷台数は前年から0.6%減の2億5800万台にとどまると同社は見ている。消費者の間でパソコンの買い替えが進んでいないことがその理由の1つだという。
スマホの買い替えサイクル、さらに延びる見通し
また、スマートフォンを含む携帯電話の今年の出荷台数は、前年比0.5%減の約18億240万台との予測だ。ただし来年(2020年)は、同1.2%増の18億2500万台と、増加に転じる見通し。
しかし、昨今は消費者が携帯電話を買い替えるサイクルが長くなっている。現在は2.6年後となっている新機種の買い替え時期は、今後数年で2.8年に延びると同社は見ている。
ガートナーによると、ここ最近の消費者はスマートフォンの新機種に対し、新しいテクノロジーと利用法を求めている。「もし今後大手各社が市場投入する新モデルに、そうした要素がなければ、消費者は買い替えを躊躇するだろう」(同社)
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