米国の市場調査会社IDCが先ごろ公表したスマートフォン市場に関する調査レポートによると、今年1~3月(2019年)に世界で出荷されたスマートフォンの台数は3億1080万台で、1年前から6.6%減少した。
3年連続のマイナス成長か
スマートフォンの世界出荷台数は、これで6四半期連続の前年割れとなった。しかもその減少率は拡大の一途をたどっている。昨年1~3月の出荷台数も、その1年前から減っていたが、減少率は3.5%にとどまっていた。今年1~3月は、その2倍以上の落ち込みとなった。
2010年に、80%近くあった出荷台数の伸び率は、その後急激な右肩下がりで推移し、一昨年(2017年)、ついに減少に転じた。そして昨年も4.1%減少した(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。
今回の1~3月の結果によって、年間出荷台数が今年も前年割れとなる公算が一層大きくなったと、IDCは指摘している。
IDCによると、中国市場は依然減速している状態。また、米国市場が前年同期比15%減と、過去最大規模の落ち込みだ。米国では、消費者の買い替えサイクルが長期化しており、米アップル、韓国サムスン電子、韓国LGエレクトロニクスなどのトップメーカーの販売がいずれも落ち込んだという。
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