米グーグルと米国の作家団体などが合意した書籍デジタル化の和解案について、米ニューヨーク南地区連邦地方裁判所の判事が先週、これを認めないとする判断を下した。このことでグーグルのサービスは今後、大きな問題に直面しそうだと米ウォールストリート・ジャーナルなどの海外メディアが報じている。
この問題が取り沙汰されたのは1年前。経緯をざっとおさらいすると次のようになる。
グーグルは、図書館などの協力を得て世界中の書籍をスキャンし、それをもとに書籍の全文検索サービス「グーグル・ブック・サーチ(グーグル・ブック)」を6年間に始めた。
著作権の失効したものは全文閲覧できるようにし、著作権保護期間内のものはその一部を表示し、購入先や所蔵している図書館を案内している。
しかし著作権者の許可を得ないグーグルの行為は問題だとし、全米作家協会(Authors Guild)などが同社を相手取って集団訴訟を起こした。
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