米アマゾン・ドット・コムは今年(2019年)5月、英国のフードデリバリー(料理宅配)サービス企業「デリバルー(Deliveroo)」に出資した。このとき、デリバルーが実施した計5億7500万ドル(約630億円)の資金調達で、アマゾンは最大の出資者になった。
英競争・市場庁が正式調査を開始
この出資を巡って今年7月に、英国の競争・市場庁(CMA)が初期の調査を始めたことを明らかにしていたが、CMAは10月16日、正式な調査を開始したと発表した。
市場競争を阻害していないかどうかを調べるものだが、もし競争法に違反していると判断されれば、当局は両者の資本提携を阻止する可能性があると米ウォール・ストリート・ジャーナルなどの海外メディアは報じている。
英国で最も成功している新興企業の1社
デリバルーは2013年にロンドンで創業した企業。顧客はアプリを使って近隣レストランの料理を注文できる。レストランからは手数料を受け取り、顧客からは一定の配送料をもらうというビジネスモデルである。
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