先日、ルネサス エレクトロニクスが那珂工場(茨城県ひたちなか市)の復旧状況を報道陣に公開したが、この話題がさっそく米ニューヨーク・タイムズや米ウォールストリート・ジャーナルなどの海外メディアで取り上げられている。
ルネサス エレクトロニクスは2010年の世界半導体売り上げランキングで第5位。自動車向けマイクロコントローラー(マイコン)の生産では世界で40%のシェアを持ち、被災した那珂工場ではそのうち25%を生産している。
つまり今は同工場の操業停止で、世界の自動車向けマイコンの10%の供給が止まっている状態。その復旧状況は海外メディアも高い関心を持って注目しているが、その論調は国内メディアの多くの報道とは少し違うようだ。
ルネサスの那珂工場は、震災で天井が落ちたり、壁が崩れたり、心臓部に当たるクリーンルームの空気浄化システムが損傷したりして操業停止した。現在は取引先の自動車、電機、装置メーカーなどから最大約2500人の支援を受け、24時間態勢で復旧作業を進めている。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「世界の自動車メーカー、ルネサスの操業停止で大打撃 震災を受け、1社への依存構造見直しへ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。