米マイクロソフトがインターネット電話大手、ルクセンブルクのスカイプ・テクノロジーズ(Skype)を買収することで合意に近づいていると米ウォールストリート・ジャーナルが報じている。
事情に詳しい関係者の話によると買収金額は70億~80億ドル。負債を含めると総額は85億ドルになる。早ければ米国時間の5月10日にも発表するが、交渉は決裂する可能性もあると伝えている。
実現すればマイクロソフトの36年の歴史で最大規模の買収となり、数百万人に上るスカイプのユーザー基盤を背景に、苦戦するオンライン事業や携帯電話向け基本ソフト(OS)の分野で巻き返しのチャンスがあるという。
スカイプ、紆余曲折の8年間
スカイプは、専用ソフトをインストールしたパソコンやスマートフォンなどで音声通話が行える無料のサービス。固定電話や携帯電話への発信が可能な有料サービス「スカイプアウト(Skype Out)」も提供しており、これを主な収益源としている。
しかし、設立以来これまでの8年間、利益はごくわずかという状態。昨年の売上高は8億6000万ドルだったが、最終損益は700万ドルの赤字だった。
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