米アマゾン・ドット・コムは11月6日、「アマゾン・ロボティクス」と呼ぶ物流倉庫用ロボット開発・製造部門が新拠点を設けると発表した。
場所はマサチューセッツ州ウェストボロー。ボストンから約55キロメートル西の町だ。施設の面積は約3万2500平方メートルと、東京ドーム0.7個分。
アマゾンは約4000万ドル(約43億円)を投じて、オフィスや技術開発研究所、製造工場を備えるイノベーション・ハブを建設し、2021年の操業開始を目指す。
前身は2012年に買収したキバ・システムズ
アマゾンは2012年にマサチューセッツ州ノースリーディングに拠点を構える米キバ・システムズを7億7500万ドルの現金で買収した。
キバは物流センター向け運搬ロボットシステムを手がけていた企業。アマゾンはこの技術を使い、自走式のロボットを開発。商品棚を自動で従業員のいる場所に運ぶシステムを自社のフルフィルメントセンター(配送センター)に導入した。
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