米調査会社のIDCが12月9日に公表した最新のレポートによると、2019年7~9月の世界のウエアラブル機器出荷台数は、1年前から94.6%増と、ほぼ2倍の8450万台になった。四半期の出荷台数として過去最高を更新したという。
新たな主役はイヤウエア、ほぼ5割を占める
これまでウエアラブル機器の市場で主流と言われてきた製品のカテゴリーは、フィットネストラッカーなどの腕に装着するタイプの「リストバンド型」と、同じく腕に装着する、より多機能の「スマートウオッチ」だった。
だが、ここ最近はヘッドホンなどの音声で出入力するタイプの「イヤウエア型」(ヒアラブル型とも呼ばれる)が急成長しているという(ドイツ・スタティスタのインフォグラフィックス)。
2019年7~9月のイヤウエア型の世界出荷台数は1年前から242.4%増と、約3.4倍の4070万台になり、市場全体のほぼ5割(48.1%)を占めた。
メーカー各社がこぞって製品を完全ワイヤレス型に移行してきた影響が大きいとIDCは分析している。また、イヤウエア型ウエアラブルは機能の向上も目覚ましいという。オーバーイヤー・ヘッドホンと呼ばれる耳全体を覆うタイプの製品も人気で、利用者の選択肢が広がっているという。
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