米アマゾン・ドット・コムが先ごろ発表した昨年10~12月期の決算は、売上高が前年同期比21%増の874億3700万ドル。純利益が同8%増の32億6800万ドルで、2四半期ぶりの増益となった。
プライム会員、世界で1億5000万人に
直営のネット通販事業の売上高は同15%増の456億5700万ドル。出店業者からの手数料および物流サービス収入は同30%増の174億4600万ドル。アマゾンの売り上げ項目にはこの他、実店舗販売やサブスクリプションサービス、クラウドサービスなどがある。しかし同社ではこの2つ(直営ネット通販事業と出店業者事業)の売上規模が大きく、合わせて全体の7割強を占めている。
アマゾンのジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)によると、10~12月期は「プライム(Prime)」の新規加入者数が過去最高となり、世界の有料会員数は1億5000万人を超えた。
国土の広い米国では、従来プライム会員向けの配送サービスは翌々日配送が標準だった。しかし同社は昨年、標準サービスを翌日配送に短縮するとの戦略を掲げ、物流事業への投資を拡大。迅速配送の対応地域を増やしてきた。これが奏功し、10~12月期はプライム向け当日・翌日配送が1年前に比べて4倍以上になった。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾンの物流事業、2強のUPS・FedExを脅かす 自社配送網の拡大でプライム向け当日・翌日配達4倍超に」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。