ほぼ2年にわたって繰り広げられてきたフィンランド・ノキアと米アップルの特許係争に終止符が打たれた。
ノキアは6月14日、スマートフォンなどモバイル端末の技術を巡ってアップルと争ってきたすべての訴訟について、アップルがノキアにライセンス使用料を支払うことで両社が和解したと発表した。
金額についてはノキア、アップルともに明らかにしていないが、米ウォールストリート・ジャーナルなどの米欧のメディアは、アップルが一時金として6億~7億ドル支払うと報じている。
またノキアは特許ライセンス契約に基づいて、今後もアップルからライセンス使用料を継続的に受け取ることができる。
2年に及ぶ攻防戦
この係争が始まったのは2009年。まずノキアが10件の通信関連特許をアップルの「アイフォーン(iPhone)」に侵害されたとして、米デラウェア州の連邦地方裁判所に提訴した。これを受けアップルは、13件の同社特許が侵害されたとしてノキアを訴えた。
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