米電気自動車(EV)大手のテスラが7月26日に発表した2021年4~6月期の決算は、売上高、純利益ともに四半期の過去最高を更新した。
米最大のEVメーカー、モデルYが3分の1占める
売上高は前年同期比約2倍の119億5800万ドル(約1兆3200億円)。純利益は同約11倍の11億4200万ドル(約1260億円)で、四半期として初めて10億ドルを突破。8四半期連続の黒字を達成した。
他の自動車メーカーへの温暖化ガス排出枠(クレジット)の売却収入が3億5400万ドル(同17%減)あり、依然同社の業績を下支えしているが、4~6月期はこれを除いても黒字となる水準にまで業績が向上した。
EV販売台数は同約2.2倍の20万1304台で、四半期ベースで初めて20万台の大台を突破した。小型セダン「モデル3」と小型SUV「モデルY」の合計が同2.4倍の19万9409台となった。
同社は地域別や個々の車種別販売台数を公表していない、だが米メディアによると、21年1月に中国・上海工場で生産を開始したモデルYの販売が好調だったようだ。
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