米国半導体工業会(SIA)がこのほどまとめた2021年の世界半導体売上高は前年比26.2%増の5559億ドル(約64兆3000億円)だった。年間売上高が5000億ドルを超えるのは初めて。出荷数も過去最高の1兆1500億個に達した。世界的な半導体不足が続く中、旺盛な需要に応えるため、メーカー各社が生産量を増やした。
「半導体製造への需要はさらに増加」
21年12月の世界売上高は前年同月比28.3%増の509億ドル(約5兆8900億円)で、21年11月からは1.5%増加した。21年10~12月期の世界売上高は前年同期比28.3%増の1526億ドル(約17兆6500億円)で、21年7~9月期から4.9%増えた。
SIAのジョン・ニューファー会長は声明で「世界的な半導体不足が続く中、メーカーは高需要に対応するため、前例のない水準にまで生産を増やし、過去最大の売上高と出荷数を達成した」と述べた。
同氏は「半導体は今後も重要なテクノロジーにさらに深く組み込まれるようになる」とし、「半導体製造への需要は今後数年間さらに増加する」とみている。
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