米アマゾン・ドット・コムは6月13日、米カリフォルニア州で2022年内にドローン(無人機)による商品配達を始めると明らかにした。同社が米国で一般客向けにドローン配送を行うのは初めてだという。
数千点の日用品を空からお届け
米連邦航空局(FAA)や地元当局の協力の下、サクラメントの南約65キロメートルに位置する都市、ロックフォードでドローン飛行による配達業務の許可を得た。
ロックフォードの住民は数千点の日用品を配達料のかからないドローン便で受け取れるようになる。アマゾンのサイトで商品を注文すると、到着予定時刻と配達状況などの情報を受け取れる。ドローンは顧客宅まで飛行し、裏庭の上空でホバリングしながら高度を下げ、安全な高さから荷物を降ろして飛び去っていく。
アマゾンは、ロックフォードでのサービスを通じて得られるデータを基に技術改良し、全米各地にサービス展開していきたい考えだ。
アマゾンは声明で、「ロックフォードの住民は未来を定義する上で重要な役割を果たす。住民の反応・意見は、あらゆる場所に住む顧客のニーズに合わせたサービスを開発するための力になる」と述べた。
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