米アマゾン・ドット・コムは9月25日、生成AI(人工知能)開発の米新興企業、アンソロピック(Anthropic)と戦略提携し、最大40億ドル(約5960億円)を出資すると明らかにした。
AWSにアンソロピックの技術
取引の一環として、アンソロピックはアマゾンが自社開発するAI用半導体を活用し、AIソフトウエアを構築・展開する。アマゾンはアンソロピックの技術を、クラウドコンピューティング「Amazon Web Services(AWS)」で提供し、顧客企業が生成AIを自社サービスに組み込めるようにする。
ロイター通信によると、AWSとアンソロピックのCEO(最高経営責任者)は共同インタビューで、当面の出資額は12億5000万ドル(約1860億円)で、その後いずれか一方の申し出により、27億5000万ドル(約4100億円)が追加出資されると明らかにした。
生成AIブームでスタートアップへの投資加速
米オープンAIの生成AI「Chat(チャット)GPT」の大成功を受けて、2023年は、テクノロジー大手やベンチャーキャピタルがAIスタートアップ企業への投資を積極的に行っていると、米ウォール・ストリート・ジャーナルは報じている。
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