生成AI(人工知能)に使われる米エヌビディア(NVIDIA)製の画像処理半導体(GPU)の供給体制が改善してきたようだと、米CNBCが報じている。
MS幹部「手に入れやすくなっている」
米マイクロソフト(MS)でGPU予算の管理を担当しているケビン・スコットCTO(最高技術責任者)が、米カリフォルニア州デイナポイントで開催されたカンファレンスで「エヌビディア製半導体は、数カ月前よりも手に入れやすくなっている」と語った。
それによると、スコット氏は「需要はエコシステム全体が供給できる量をはるかに上回っているが、この問題は解決しつつある。まだ厳しい状況だが、週ごとに状況は改善しており、この点では悪いニュースよりも良いニュースのほうが多い。素晴らしいことだ」と述べた。
エヌビディアが手がける画像処理半導体は、米オープンAIの「Chat(チャット)GPT」のほか、マイクロソフトなどが開発する同様の言語生成システムなど、多くのAIツールの計算機能を担っている。加えて、マイクロソフトはオープンAIへ出資し、包括的パートナーとして自社のクラウド基盤をオープンAIへ提供している。
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