米CNBCによると、欧州では政府によるAI(人工知能)規制を求める声が高まっている。スペインIE大学の研究機関「センター・フォー・ザ・ガバナンス・オブ・チェンジ(CGC)」が調査したところ、大半の人がAI規制を求めたという。
「一般的な懸念は失業の恐れ」
調査対象者のうち、「AI技術が雇用の安定に及ぼす影響を軽減するために規制が必要だ」と考える人は68%にのぼった。その人数は、CGCが2022年に実施した同様の調査から18%増加した。
リポートによると、欧州ではエストニアだけが規制を求める人が前年より減少した。同国では政府によるAI規制を支持する人が35%にとどまる。だが、一般に欧州の大多数の人は規制を求めている。
IE大学サイエンススクール学部長のイクラク・シドゥ氏は「最も一般的な懸念は、失業の恐れだ」と述べる。「Chat(チャット)GPT」などの登場によって、生成AIに対する規制の要望が高まっているという。
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