先ごろ開いた株主総会で、アップルのティム・クックCEO(最高経営責任者)がAI(人工知能)機能の導入を予告したのは、必要に迫られてのことだったようだ。
「乞うご期待」、もはや通用しない
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によれば、クック氏はこれまで株主から幾度も同じ質問を受けてきた。
それは、「アップルは生成AIに関して何をしているのか?」というものだった。それに対する同氏の答えはいつも同じ。「乞うご期待」だった。だが、投資家らはこのせりふに対して、我慢の限界といった心境に達していたという。
EV開発中止報道で株価上昇
先ごろ、アップルが10年にわたり開発を続けてきた電気自動車(EV)を断念し、いわゆる「Apple Car」計画を中止すると報じられた。これに伴い開発チームの多くは同社のAI部門に移るといわれている。この報道は投資家に大いに歓迎されたとWSJは報じている。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「AIで出遅れたアップル、投資家らは「我慢の限界」 6月の世界開発者会議でiPhone・Mac向けAI発表か」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。