米アマゾン・ドット・コムが直営スーパーマーケットチェーン「Amazon Fresh(アマゾン・フレッシュ)」の新規出店を再開したことが分かった。米CNBCが報じた。アンディ・ジャシーCEO(最高経営責任者)は2023年2月、実店舗事業が会社の期待に応えられないとして、新規出店の中断を決めた。だが、すでにコスト削減の時期は過ぎ去り、同社は再び投資モードに入っている。
24年6月以降、8店新規オープン
24年8月、米東部ペンシルベニア州フィラデルフィア郊外ベンサレムのAmazon Fresh店舗には、数百人の買い物客がグランドオープンのために集まった。このベンサレム店はアマゾンが過去数カ月内にオープンしたAmazon Fresh店舗の1つである。
アマゾンは24年6月以降、米国で計8店のAmazon Freshをオープンした。場所は、西部カリフォルニア州、中西部イリノイ州、東部メリーランド州、東部ニュージャージー州、南部バージニア州。これらは約1年半ぶりの新規出店となった。アマゾンは、イリノイ州とカリフォルニア州でまもなく5つの店舗を新装開店するほか、年内と25年にさらに多くの店舗をオープンするとしている。
コロナ禍の業績低迷で実店舗戦略見直し
アマゾンは新型コロナウイルスのパンデミック初期にAmazon Freshを初出店した。ただその後の業績低迷を受け、実店舗事業の見直しを余儀なくされた。22年には、米国と英国で対面式の書店「Amazon Books(アマゾン・ブックス)」、電子商取引(EC)サイトで高評価の商品だけを集めた店舗「Amazon 4-star(アマゾン・4スター)」、ショッピングモール内の小規模店「Amazon Pop Up(アマゾン・ポップアップ)」などを閉鎖した。
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