米アップルと米アマゾン・ドット・コムの2024年7~9月期業績は、いずれも主力事業が好調だった。アップルはスマートフォン「iPhone」が3四半期ぶりに増収となった。今後はAI(人工知能)機能を追加し、最新機種の需要を喚起する。アマゾンはAIブームを背景にサービス開発に欠かせないクラウドが回復基調を維持している。今後は設備投資を増額し、急増するAI需要に対応する。
アップル、売上高7~9月期として過去最高
アップルの2024会計年度第4四半期(24年7~9月期)決算は、売上高が前年同期比6%増の949億3000万ドル(約14兆4800億円)となり、7~9月期として過去最高を更新した。前四半期に続く増収だった。生成AIサービス「Apple Intelligence(アップルインテリジェンス)」のリリースを前にiPhoneが回復した。
一方、純利益は36%減の147億3600万ドル(約2兆2500億円)で、2四半期ぶりの減益となった。欧州で102億ドル(約1兆5600億円)の追徴課税を支払ったことが響いた。欧州司法裁判所は9月、アイルランドがアップルに適用してきた法人税の優遇措置を取り消し、追徴課税の支払いを命じていた。
1株利益は0.97ドル(前年同期は1.46ドル)だが、税費用を除いた調整後は1.64ドルで、市場予想を上回った。営業利益は10%増の295億9100万ドル(約4兆5100億円)だった。
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