米マイクロソフト、米メタ、米アマゾン・ドット・コムなど、米テクノロジー大手は、需要の増大に対応するため、AI(人工知能)データセンターへの投資を拡大している。しかし、一部の投資家はそうした数百億ドル(数兆円)規模の投資を、いつどのように回収できるのかと、不安視している。
MSの四半期投資額、5年前の年間金額上回る
英ロイター通信によると、巨額の設備投資がこれらの企業の高い利益率を脅かし、収益の圧迫が多くの投資家を不安にさせる可能性がある。
英調査会社グローバルデータのアナリスト、ベアトリス・ヴァレ氏は、「AI技術の運用には高いコストがかかる。キャパシティー(計算処理能力)を確保するのにも高額な費用がかかる」と指摘する。
マイクロソフトは先の決算発表でAI事業の中核を担うクラウド基盤「Azure(アジュール)」について、2024年10~12月期は成長率がやや鈍化するとの見通しを明らかにした。
同社のエイミー・フッドCFO(最高財務責任者)は成長鈍化の要因として、AI需要への対応が追いついていないことを挙げ、「需要に応えるために、今後クラウドコンピューティングのキャパシティーをさらに増強する必要がある」と説明した。
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