米アップルは最近、投資家に対し、同社の将来製品・サービスが現在のような高い利益率を維持できない恐れがあると警告した。AI(人工知能)時代における、製品やサービスの移り変わりに備え、法的な保護条項を書類に盛り込んだものとみられる。
年次報告書に新たな「リスク要因」追加
同社は最新の年次報告書(FORM 10-K)において、同社事業が直面する「リスク要因」の項目に、成長と利益率に関する警告文を追加した。
「競争力を維持し、需要を喚起するために、当社は製品及びサービスの頻繁な市場投入と移行を行う必要がある」という見出しの下には次のようにある。
「今後登場する当社の新しい製品、サービス、テクノロジーは、既存の製品やサービスに取って代わり、収益と利益率を低下させる恐れがある。これは、当社の事業、業績、財務状況に重大な悪影響を及ぼす恐れがある。当社が将来の製品やサービスの導入と移行を成功できる保証はない」
英フィナンシャル・タイムズ(FT)によれば、アップルはこれまで年次報告書において、競合や為替変動、サプライチェーンの問題など、様々な要因が利益率に「変動をもたらし、下押し圧力をかける」可能性があると、繰り返し警告してきた。
本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Appleが投資家に警告、「AI時代は利益低下の恐れ」 サービス事業、今後も高利益維持できるか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。