米調査会社のIDCがこのほど公表したデータによると、米アップルと韓国サムスン電子の世界スマートフォン出荷台数は、2024年の10~12月期と年間のいずれも減少した。小米科技(シャオミ)などの中国メーカーとの競争に苦戦し、伸び悩んだ。
アップルとサムスン、1・2位維持もシェア縮小
2024年の年間出荷台数をメーカー別に見ると、アップルが2億3210万台で、2年連続で首位となった。これに次いだのが、サムスン電子の2億2340万台だった。
アップルとサムスン電子は10~12月期と年間を通して1・2位を維持したが、両社ともに出荷台数が減少した。アップルの10~12月期出荷台数は前年同期比で4.1%、年間出荷台数は前年比で0.9%、それぞれ減少した。サムスン電子は10~12月期に2.7%、年間で1.4%、それぞれ減少し、両社ともに市場シェアが縮小した。
これは、中国メーカーが低価格帯デバイスに注力し、国内での急速な事業拡大を通じて、世界市場全体をけん引したことによるものだという。
アップルとサムスン電子以外を見ると、シャオミが10~12月期と年間で3位になった。シャオミの年間出荷台数の伸び率は15.4%と、上位5社の中で最も高かった。
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