米テック大手4社は今後もAI(人工知能)への投資を拡大する考えだ。先ごろ中国スタートアップのディープシーク(DeepSeek、深度求索)がリリースした生成AIが低コストで開発できたとして話題になった。これにより、AI開発に巨額を投じるテック大手の手法が疑問視されたが、各社は臆することなく今後も数百億ドルを投じる計画だ。
設備投資、グーグル、マイクロソフト、メタの3社で2150億ドル
AIを動かすデータセンターに巨額投資している4社は先ごろ、2025年はさらに投資を増やすと明らかにした。米グーグル、米マイクロソフト、米メタの3社は、現在の会計年度の設備投資が合計で少なくとも 2150億ドル(約32兆5500億円)になると見込んでいる。これは前年比で45%以上の増加となる。
米アマゾン・ドット・コムは個別の見通しを示さなかったが、2025年における全社の設備投資額は1000億ドル(約15兆1400億円)以上に増加し、増加分の大半はAIに向けると明らかにした。
こうした中、投資家はディープシークの生成AIの登場に動揺している。ディープシークのAIは、米エヌビディアの先端GPU(画像処理半導体)を大量に使うことなく、競合製品と同等の性能を達成したとされる。AI開発におけるコスト効率の重要性を示唆しており、テック大手のこれまでの手法に一石を投じたといわれる。

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