米国半導体工業会(SIA)が10月31日にまとめた最新の半導体市場調査結果によると、この9月における世界半導体売上高は257億6000万ドル(3カ月の移動平均、以下同様)となり、1年前の262億1000万ドルから1.7%減少した。
世界経済が不安定で販売が低迷していることがその理由だが、最近の数値と比較すると回復基調を示しており、明るい兆候が出ている。
例えば、9月の売上高を前月の250億800万ドルと比較すると2.7%増となる。また3カ月前の252億4000万ドルと比較すると2.1%増。年初来ベースでは2.2%増えている。
スマホやタブレットなどモバイルが好調
SIAのブライアン・トゥーイー会長はタイの洪水被害にも触れて「年末にかけて先行きは不透明だ」としながらも、「9月の実績で第3四半期を楽観的に締めくくることができた。米国や欧州における成長にも勇気づけられる」コメントしている。
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