スマートフォンやタブレット端末の特許や商標が無断で使用されたとして世界各地で訴訟合戦を繰り広げている米アップルと韓国サムスン電子が、裁判所判事立ち会いの和解会議を開くことに合意したと伝えられている。
裁判外紛争処理の道を選択
モバイル端末や無線機器用のソフトウエア特許問題に詳しいブログサイト「フォス・パテンツ(FOSS PATENTS)」によると、アップルとサムスンの訴訟を担当している米カリフォルニア州北地区連邦地方裁判所のルーシー・コー判事が、両者に裁判外紛争処理の道を促し、和解会議への参加の意向を尋ねた。
両社はそれぞれの最高経営責任者(CEO)と法務顧問が代表として会議に出席することを裁判所に伝え、これを受けてコー判事がさっそく担当下級判事を任命した。
開催日などの詳細は明らかになっていないが、会議は90日間という期限が設けられ、まもなく開始されるもようだ。これにより、双方のトップが直接協議に参加することになり、これまでになかった進展が見られるのではないかと言われている。
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