最高経営責任者(CEO)が学歴を詐称していたとして、米ヤフーにCEOの解雇などを求めているヘッジファンドの米サードポイントが攻勢を強めている。週明けの7日、CEO任命の経緯などを記した関係書類を開示するようヤフーに求めたのだ。
書簡、素性調査、雇用契約書などの開示を要求
株主は上場企業に特定の記録文書を開示させ、その内容を調べることができるというデラウェア州の一般会社法に基づいて請求したもので、サードポイントは、スコット・トンプソンCEO採用に至った経緯を示す書類や、取締役会への参加を認めた際の各委員会と同氏のやりとりを記した書類、人選の際に行った素性調査の書類などを開示するよう求めている。
これらには、応募書類、履歴書、書簡などトンプソンCEOが提出した書類のコピーや雇用契約書も含まれており、さらにサードポイントはほかの5人の取締役を指名した際の書類も要求している。
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