米国の市場調査会社IHSアイサプライが今週まとめた調査によると、世界のコンピューター市場は、スマートフォンやタブレット端末の普及、あるいはタブレット端末の影響でパソコンが変化していることで、勢力図が急速に変化している。
とりわけ、かつて「ウィンテル(Wintel)」と呼ばれ、世界のパソコン市場を支配してきた米インテルと米マイクロソフトは、その市場支配力を失いつつあるという。
インテルとMSのシェアが低下
IHSアイサプライは、スマートフォン、タブレット端末、パソコンを合わせた市場を「新しいコンピューター市場」と呼んでいる。この市場では、昨年41%だったインテル製マイクロプロセッサーのシェアは2016年には29%に低下する見通し。
またマイクロソフト製基本ソフト(OS)のシェアは同じ期間に44%から33%に低下するという。これに対し市場規模は2016年までに2倍に拡大すると予測している。
IHSアイサプライによると、インテルとマイクロソフトのシェアが低下する要因は、両社がスマートフォンとタブレットの市場で後れを取っていることにある。
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