米グーグルと米国出版者協会(AAP)は先週、グーグルの「図書館プロジェクト」を巡る著作権侵害訴訟で、両者が和解したと発表した。両者は和解契約に関する詳細を明らかにしていないが、これにより出版社側は個々の書籍について、グーグルのプロジェクトへの参加・不参加を選択できるようになるという。
7年越しの係争、ようやく決着
これで出版社との7年越しの係争に終止符が打たれた。だがグーグルは全米作家協会(Authors Guild)から集団訴訟を提起されている。
世界中の図書館の蔵書、1億3000万冊以上をすべてデジタル化するという構想を持つ同社には、今後もいばらの道が待ち受けているようだ。
グーグルは公共図書館や大学図書館の蔵書をデジタル化し、インターネットで検索、閲覧できるサービスを2004年に始めた。このサービスでは、著作権の失効したものは全文閲覧できるようにし、著作権保護期間内のものはその一部を表示し、購入先や所蔵図書館を案内している。
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