米IDCが公表したパソコン向けマイクロプロセッサーの市場調査によると、今年の世界市場における売上高は、前年比1.6%増の407億ドルとなる見通しだ。マイクロプロセッサーの出荷個数は同3.2%増の3億8400万個と予測している。
昨年の売上高は前年比2.4%減で、これに比べれば今年は好調と言えそうだが、それでも市場が回復を見せるのは年後半とIDCは予測している。
この市場は、マクロ経済の先行き不透明感やウィンドウズ8搭載パソコンの出足の鈍さ、タブレット端末の普及による低価格パソコンの販売不振といった要素が重なり低迷しているが、この状況は今しばらく続くという。
10~12月期の業績改善の要素なし
IDCの予測が正しいとすれば、業界最大手の米インテルの業績に大きな影響が出ることになる。
インテルは1月17日(米国時間)に10~12月期の決算を発表するが、今回の決算内容も7~9月期から大きな改善はないものと見られている。
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