JR新幹線の全駅で「iPhone 5s」を使ってLTEサービスのつながりやすさと通信速度を調べたところ、いずれもKDDI(au)の回線がトップだった(グラフ参照)。ICT総研が発表した。
この調査は2013年10月24日―11月5日の期間、冬季のみ営業のガーラ湯沢駅を除く新幹線の全97駅291地点で通信速度を各キャリア3回ずつ測定した。
auは291地点すべてでLTEサービスが利用できた(LTEエリア化率100%)。前年にICT総研が実施した同様の調査と比べ、LTEサービスが利用できる地点の数は2.8倍に拡大した。通信速度も平均で下り23.68Mbpsと、3社中唯一20Mbpsを超えた。路線別では長野新幹線以外のすべての新幹線で下り通信速度がトップとなった。特に山形新幹線では24.92Mbps、秋田新幹線では26.32Mbps、上越新幹線では23.32Mbpsと東日本で際立って高い。プラチナバンドと呼ばれる800MHz帯にiPhone 5sが対応したことの効果が表れたと、ICT総研は分析している。
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