タクシーで「PASMO」などの交通系電子マネーが利用可能になりつつある。2011年3月には神奈川県の5つのタクシー会社が、セイコーインスツル子会社の開発したシステムを利用してサービスを始めた。セイコーインスツルはこのシステムについて今後3年間で30社、約2万台のタクシーに採用を見込む。
神奈川のタクシー会社5社が利用するのは、セイコーインスツルの子会社エスアイアイ・データサービス(SDS)が運営する無線決済サービス「CREPiCO(クレピコ)」。2011年3月中旬から臨港タクシー(横須賀市)、3月下旬から京急中央交通(同)、京急文庫タクシー(横浜市)、京急三崎タクシー(三浦市)、京急葉山交通(三浦郡)で順次、PASMOなどに対応した。
従来、クレピコを導入しているタクシーで利用できた電子マネーは前払い式(プリペイド)の「Edy」や、後払い式(ポストペイ)の「iD」「QUICPay」だった。新たにPASMOなどが使えるようになることで、1枚の電子マネーでJR、私鉄、地下鉄、バスに加えタクシーの料金を支払えるようになり、交通機関の利用がより簡単になる。また短距離の乗車はPASMOなどで、深夜の長距離利用はiDなどで、といった選択の幅も広がる。
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