ソフトウエア業界団体の米Business Software Alliance(BSA)がまとめた世界の違法コンピュータソフトウエアに関する調査結果によると、2010年における日本の違法コピー率は20%で、米国およびルクセンブルクとともに世界で最も海賊版率が低い国となった。日本が首位になるのは2003年の調査開始以来初めてという。しかし違法コピーによる損害額は16億2,400万ドル(約1,431億円)で、116カ国の中でワースト10だった。
2010年における世界の違法コピー率は42%で、116カ国のうち半数が62%以上の高い数値だった。世界の損害額は587億5,400万ドル(約5兆1,756億円)で前年から14%増加した。損害額は毎年拡大傾向が続いており、2003年と比べて約2倍に増加している。
特にソフトウエア市場が急成長している新興国では、損害額の増加も著しい。2003年に世界全体の3分の1未満だった新興国の損害額は、2010年は319億ドルにのぼり、半分以上を占めた。
本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「日本の違法ソフト率は20%でベスト1、損害額ではワースト10」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。